管理部の鬼頭です。
11月4日(土)岐阜県可児市にある国産ギターブランド「ヤイリギター」の工場見学に行ってきました。(プライベート)
ヤイリギターはポールマッカートニーやギターの神様と言われるエリック・クラプトンをはじめ世界を代表するアーティストや日本人アーティストでは長渕剛、藤井フミヤ、BEGIN、桑田佳祐、ミスチル桜井和寿などが愛用する世界に誇る日本のギターブランドです。
私、ギターを始めて4年が経とうとしております。(2021年7月1日の社員ブログ「ギターを始めました。」ご参照ください。)
現在のギターは入門ギターで最初に必要なものが一通りセットになって4万円くらいのものを使っております。
4年で弾ける曲はまだ数曲・・・。にも関わらず「ちょっといいギター欲しいなぁ~」と身のほど知らずな考えが。
色々と調べたところヤイリギターが工場見学できることを知り、それならばと行って参りました。
ヤイリギターは約30人の職人さんたちが手持ち工具で一つ一つ手作業でギターを作っていきます。
曲げや圧着など一部で機械は使いますがほとんどの工程が手作業です。
また、特別な職人さんが4人いて、この方たちは有名アーティストなどからご指名を受けてオーダーメイドのギターを一から一人で作り上げることができるマイスターたちです。
この日は1人の方がお休みだったので3人の方にしかお会いできませんでした。
そんなすごい職人ならさぞ気難しい怖い人なのかなと思っていたら皆さん気さくに写真撮影にも応じてくださりしかもカメラ目線(笑)
ヤイリギターはYouTubeをやっていて、この職人さんたちも登場しているので慣れている様子。
サービス精神が旺盛です(笑)
マイスターたちが作った一品物のギター
案内係りの成瀬さんの軽妙なトークで楽しく工場見学は進んでいきます。
工場のいたるところにギターが飾ってあったり、制作中のギターが置いてあり仕事場が何ともオシャレな空間に見えました。
ギター作りにいろいろなこだわりがあります。
材料はアフリカ産のマホガニーや希少なハワイアンコアなど様々な種類の木材が輸入されてきます。
それらの材料は日本の環境に慣れさすために5~10年自然な状態で乾燥させながら保管されます。
また、製造工程の中で恒温室で材料に音楽を聞かせて木に音を馴染ませながら保管する工程がありました。
ギターやバイオリンなど木でできている楽器は弾いて音を出せば出すほど楽器が成長していくそうです。
たくさん弾いている楽器と全然弾いていない楽器ではメンテナンスに来た時に違いが分かるそうです。
ヤイリギターでは製造、出荷前にこうして木に音楽を聴かせてギターの「鳴り」をよくするための工夫をしています。
この部屋ではヤイリギターユーザーのBEGINの曲が流れてました。
出荷前のこの部屋ではクラシックが流れてました。
工場見学の最後は工場にあるステージで社員の方によるギター演奏を聴かせていただきました。
ギターもさることながら歌もとても上手で聞き入ってしまいました。
演奏される方も工場案内される方も順番でいろんな方が持ち回りで行うそうです。
ショールームではヤイリギターがずらーっと展示してあり試し弾きが自由にできます。
新品だけでなくアウトレット品も置いてありこの場で購入することもできます。
ヤイリギターのギターづくり、ものづくりに対するこだわりをたくさん見聞きすることができとても有意義な工場見学になりました。
自分のギターを買うということだけでなく、ものづくりに関わる仕事をしている自分にとって、とてもいい経験でした。
これを機に工場見学できる会社を調べて様々な「ものづくり」の工場見学に行ってみたいなと思いました。
皆さんも一度、何か興味のあるものなどの工場見学をしてみてはいかがでしょうか?
当社が企画させていただく取扱メーカーの工場見学ツアーにも是非ご参加ください。