皆様こんにちは、三河営業所の矢野亮也です。
私が担当させて頂いているお客様でSUS420J2(マルテンサイト系ステンレス鋼)の機械部品加工にて仕上げ加工時のコスト削減に成功した事例を紹介します。今までステンレス系の仕上げ加工において2コーナー仕様のC級(研磨級)チップの肩削りカッターを使用しており、C級チップということでコストが高く、摩耗が早いという点に不安を感じておりました。また、難削材であるにもかかわらず、ある程度の加工面を求められていましたが、C級チップを使うほどでもないという言葉も聞いておりました。そこで、京セラのMEWを提案させて頂きました。MEWの特長はチップにあります。「片面2コーナー×両面」の4コーナー仕様、ネガチップでポジ並みの低抵抗を実現した形状になっており、C級チップ相当の加工面を出すことができました。また、コーティングも長寿命、耐チッピング性能の向上を実現させたメガコートナノを採用しているため安定した加工が期待できます。さらにコーナー数も2倍になり1コーナーあたりの費用を約1/4に抑えることも実現することができました。